Novel brainの研究室

物語理論の研究をしています

4.文章屋の三つの力

物語を形づくるのに必要な能力は主に以下の3つに分類される 。

 

・『キャラクターメイキング』能力 

・『プロットメイキング』能力 

・『ライティング』能力 

 

 

作家の能力に言及するとき、

この3つの能力へ個別に言及することで、

短所、長所を明らかにし、的確に批評することができるようになる(たぶん)。

 

作品には、

キャラクターメイキングの面白さ、

プロットメイキングの面白さ、

ライティングの面白さが、

別軸で存在し、それぞれが相互に影響し合っている 。


これら3つの能力による「面白さ」はときに相乗効果を生み、

ときに別の能力を殺す(混ぜるな危険パターン)。

 

このうち、初心者がまっ先に鍛える必要があるのが『ライティング』能力。

 
ライティングの感覚がないと、

キャラクターメイキングでできること、やってはいけないこと、

プロットメイキングでできること、やってはいけないことが、そもそも判断できない。

 

余談ではあるが、私はよく物語初心者に二次創作でのショートショートをおすすめする。

 

その理由は、

プロのキャラクターを借りてくることで『キャラクターメイキング』を、

ショートショートにすることで『プロットメイキング』の工程をスキップできるからだ。

 

二次創作でライティング能力がある程度鍛えられれば、

その後キャラクターメイキングを先に伸ばすか、

プロットメイキングを先に伸ばすかは本人の資質と興味で選択できる 。

 

キャラクターメイキングを伸ばしたい場合、

二次創作にオリジナルキャラクターを登場させるところから始まり、

やがてはオリジナルキャラクターだけで面白いショートショートを作れるようにする。

 

プロットメイキングを伸ばしたい場合、

二次創作でキャラクターを借りたまま、

その作品のオリジナル劇場版を作るつもりで長編を作成する。

 

最終的にはその両方を経験した後、

完全オリジナルの長編物語を作成することが望ましい。


勝手なイメージだが、

ここまで本気で取り組んで(毎日課題に取り組んで)(最後の完全オリジナル長編が仕上がるまでに)3年くらいかかる 。

 

逆に言えば、面白い完全オリジナル長編を仕上げるまで、

毎日小説を書こうという根性と

それを実現するだけのやる気(それは才能とも言い換えられる)があれば、

ど素人でも3年あればなんとかなる。

 

(ゴシカン2号)